研究発表のコーナー

第72回 日本熱処理技術協会講演大会「硬さ基準片による小硬球反発硬さ試験の実用性評価」
2011年12月1日、小社社長の山本卓は、上記講演大会において、「硬さ基準片による小硬球反発硬さ試験の実用性評価」と題する研究発表を行いました。

「硬球による反発硬さの自由落下方式による実証試験」 材料試験技術 2011年10月号
2011年10月発行の「材料試験技術」誌に小社社長 山本卓による、「硬球による反発硬さの自由落下方式による実証試験」が掲載されました。新しい反発硬さ試験方法の実証試験結果の報告をしたものです。

第71回 日本熱処理技術協会講演大会
依頼講演「多様化した硬さ試験における『等価くぼみ深さ』の硬さ試験の効用」
2011年5月18日、小社社長の山本卓は、上記講演大会において、「多様化した硬さ試験における『等価くぼみ深さ』の硬さ試験の効用」と題する依頼講演を行いました。

第71回 日本熱処理技術協会講演大会「鉄鋼材料のグラインダー火花試験の観察」
2011年5月18日、小社技術部の山本正之は、上記講演大会において、鉄鋼材料のグラインダー火花試験の火花と研削屑について検討した「鉄鋼材料のグラインダー火花試験」と題する研究発表を行いました。

熱処理 鉄鋼のグラインダー火花「炭素破裂あり」,「炭素破裂なし」
日本熱処理技術協会 学会誌「熱処理」の口絵として、2月号に鉄鋼のグラインダー火花「炭素破裂あり」が、
4月号には鉄鋼のグラインダー火花「炭素破裂なし」が掲載されました。

第70回 日本熱処理技術協会講演大会「ブリネル硬さ試験くぼみ計測の現状」
2010年11月29日、小社技術部の山本は、上記講演大会において、ブリネル硬さ試験で用いられる計測顕微鏡の比較と、使用における注意点について検討した「ブリネル硬さ試験くぼみ計測の現状」と題する研究発表を行いました。

IMEKO 2010 TC3,TC5 and TC22 Conferences 研究発表
弊社社長の山本卓と技術部の山本正之は、タイはパタヤで開催された IMEKO 2010 (会期:2010年11月21~25日)に参加し、下記の3件の研究発表を行いました。

・STUDY ON METHODS FOR MEASURING VICKERS INDENTATIONS
(邦題 ビッカースくぼみ測定法の検討:ビッカースくぼみ対角線長さ測定における個人誤差、測定装置による誤差を検討)

・RESEARCH OF NEW INDUSTRIAL HARDNESS TESTING USING “EQUIVALENT INDENTATION DEPTH Δhe”
(邦題 工業的硬さ試験における「等価くぼみ深さΔhe」の効用:新しい硬さ試験「等価くぼみ深さ硬さ試験」を提案)

・CURRENT STATUS OF REBOUND HARDNESS TEST BLOCKS IN JAPAN AND OUTLOOK
(邦題 日本における反発硬さ試験用基準片の現状と展望:ショア,リープなど反発硬さ試験用基準片の現状と新型反発硬さ試験用基準片の開発)

IMEKO 2010 TC3,TC5 and TC22 Conferences 研究発表

第69回 日本熱処理技術協会講演大会「日本における反発硬さ試験用基準片の現状と展望」「工業的硬さ試験における等価くぼみ深さΔheの効用」
2010年5月12日、小社社長の山本は、上記講演大会において、「日本における反発硬さ試験用基準片の現状と展望」と「工業的硬さ試験における等価くぼみ深さΔheの効用」と題する研究発表を行いました。

熱処理「高炭素鋼におけるベイナイト組織とナノインデンター硬さ
2010年2月発行の日本熱処理技術協会 学会誌「熱処理」に「高炭素鋼におけるベイナイト組織とナノインデンター硬さ」が掲載されました。これは東京都立産業技術研究センターの内田聡氏、九州大学の古君修氏と小社社長の山本の共著の学術論文です。

「ビッカースくぼみ対角線長さ測定に関する実験的検討」材料試験技術2010年4月号
2010年4月発行の「材料試験技術」誌に小社社長 山本による、「ビッカースくぼみ対角線長さ測定に関する実験的検討」が掲載されました。

第68回 日本熱処理技術協会講演大会「ビッカースくぼみ寸法測定法の検討」
2009年12月16日、小社社長の山本は、上記講演大会において、「ビッカースくぼみ寸法測定法」と題する研究発表を行いました。ビッカース硬さ試験における、くぼみ寸法測定法について解説したものです。

はじめての精密工学「正しい硬さ試験の理解のために」精密工学会誌 Vol.75
2009年10月発行の精密工学会誌Vol.75 No.10に小社社長 山本による、解説記事「正しい硬さ試験のために」が掲載されました。硬さの概念、様々な硬さ試験方法の特徴などについて解説したものです。

「硬さ基準片とその使用方法」材料試験技術09年4月号
2009年4月発行の「材料試験技術」誌に小社社長 山本による、硬さ基準片とその使用方法についての解説記事が掲載されました。硬さ試験法、硬さ基準片の役割と特徴、基準片の使用方法、硬さ試験法ごとの注意点を図表を交えて解説したものです。

「ISO TC164 SC3とIMEKO TC5ハノーバ会議の感想」材料試験技術09年1月号
2009年1月発行の「材料試験技術」誌に、小社社長 山本が、2008年9月にドイツ ハノーバに於いて開催された上記国際会議に出席した際の感想が記載されました。ISO TC164 SC3meetingの様子とIMEKO TC5硬さ分科会出席報告が収録されております。

「硬さ研究部会・超微小硬さ研究部会 合同研究会報告」材料試験技術09年1月号
2009年1月発行の「材料試験技術」誌に、去る2008年9月11日に開催された硬さ研究部会・超微小硬さ研究部会 合同研究会報告が掲載されました。金属工学における硬さ試験の利用、工業的硬さ試験における硬さ換算の問題、硬さスケールの統一と等価くぼみ深さ試験方法などに関するディスカッションが収録されております。

「第17回 熱処理国際会議 17th IFHTSE Congress 2008 研究発表」
2008年10月30日、小社社長 山本は、神戸に於いて開催された上記国際会議にて、「等価くぼみ深さによる新たな工業的硬さ試験の提案」について講演を行いました。ロックウェルやビッカース硬さ試験および計装化押込み試験(ISO14577)の特長を融合し、マクロからナノ領域までを統一的に評価しようとする新しい試験方法、「等価くぼみ深さ試験」に関する詳細を発表致しました。
※資料は英語のみとなります。

「等価くぼみ深さ試験におけるダイヤモンド圧子形状等の検討」2008年5月 第66回 日本熱処理技術協会講演大会発表
2008年5 月29日、東京工業大学にて開催された第66回 日本熱処理技術協会講演大会に於いて、小社技術部 山本正之は上記の研究を発表致しました。ビッカース四角錐、バーコビッチ、モディファイドバーコビッチ、120°円錐形ダイヤモンド圧子を用いて、異なる荷重比rにおける等価くぼみ深さの比較を行いました。 この研究資料ご希望の方は資料請求のコーナーからご請求下さい。

「第44回 硬さ懇話会(2008.1.16)議事録」材料試験技術08年4月号
2008年4月発行の「材料試験技術」誌に、2008年1月16日(水)、工学院大学に於いて開催された「硬さ研究部会 第44回硬さに関する懇話会」が掲載されました。硬さを巡る話題として「硬さの換算の理論的研究」、「硬さの国際規格」、「硬さ試験の材料評価へのアプローチ」、その他についてのディスカッションが収録されております。「材料試験技術」誌08年4月号に収録された議事録をご希望の方は資料請求のコーナーからご請求下さい。

「第43回臨時 硬さ懇話会(2007.10.24)議事録」材料試験技術08年4月号
2008年4月発行の「材料試験技術」誌に、2007年10月24日(水)、工学院大学に於いて開催された「硬さ研究部会 第43回硬さに関する懇話会」が掲載されました。硬さを巡る話題として「硬さの測定に除荷曲線は必要か」、「くぼみの角は接触面積を示す痕跡か」、「変位計測方法とフレームコンプライアンス」、「硬さの換算表におけるHVとHKの高低の逆転とISOへの提言」、その他についてのディスカッションが収録されております。

「ビッカース、バーコビッチおよび円錐ダイヤモンド圧子による等価くぼみ深さ試験」材料試験技術08年4月号
2008年4月発行の「材料試験技術」誌に小社社長 山本卓による、2007年4月発行の「材料試験技術」誌に収録された「新しい硬さ試験方法」記タイトルの研究が掲載されました。ビッカース、バーコビッチ、モディファイドバーコビッチ、120°円錐、およびロックウェルの各種ダイヤモンド圧子を用いてマクロ荷重レンジで比較試験を行いました。

中学生による硬さ基準片製造工程見学と体験学習 (中学校職場体験)材料試験技術08年4月号
2008年4月発行の「材料試験技術」誌に、2007年11月16日(金)に中学校2年生19名が、「職場体験学習」のため小社船橋研究工場を訪れました。説明「ようこそ顕微鏡組織と硬さの世界へ 山本科学工具研究社」と題した中学生向けに用意、見学「鋼の焼入れ、硬さ基準片の測定および鋼の顕微鏡組織観察」では「鉄と鋼の違いから硬さの秘密、顕微鏡組織、硬さ基準片」についての説明と硬さ基準片の焼入れ、測定室での基準片の基準値見学について、実習「さあ、硬さを測ってみよう」ではヤジロベエの硬度計や、パイプで作った反発硬度計で身近な道具でも硬さが測れる事を体験し、焼入れした鋼線とナマの針金が同じように曲がるかどうかデモンストレーションを行った様子が掲載されました。

HARDMEKO2007 TechnicalVisit 硬さ懇話会インターナショナル 材料試験技術08年4月号
2008年4月発行の「材料試験技術」誌に昨年11月23日(金)、つくばにて開催された国際計量計測会議IMEKO TC5 HARDMEKO2007 のTechinical Visit(企業視察)として、弊社にて「高精度硬さ基準片製造工程視察」及び「硬さ懇話会インターナショナル」が開催されました。海外7カ国11名の研究者及び、日本材料技術試験協会の会員18名の方々が訪問され、工場見学及び参加者による硬さの測定法や基準片に関する意見交換が行われました。

平成19年 台湾熱処理技術学会 「金属表層の硬さ試験」
2007年12月7日、小社社長 山本は、台湾に於いて開催された標記学会において、「金属表層の硬さ試験」と題する研究発表を行いました。金属表層の硬さ試験において、硬さ値に影響する諸要因について解説すると共に、特にその中薄層の場合、重要要因となる試料の層厚と試験荷重、およびその微小くぼみの計測精度との関係になどについて研究発表を行いました。

国際計量測計測会議 IMEKO TC5 HARDMEKO2007 研究発表
2007年11月19日から23日までの3日間、小社社長 山本は,つくばに於いて開催された上記国際会議に出席し、「硬さ基準片の信頼性向上の研究と展望-硬さばらつきゼロの追究-」、「等価くぼみ深さによる新たな工業的硬さ試験の提案」の二つの研究について講演を行いました。「硬さ基準片の信頼性と…」では、ISO・JIS 準拠高精度硬さ基準片の均一性と測耐用点数に関する研究結果、日本における硬さ基準片の創始、硬さ基準片の現状をテーマとし、硬さ基準片はできるだけ均一で安定な材料および処理方法により製造され、工業的に最も信頼性の高い試験機を用い、普遍的な試験条件で値付けを行った、標準的な硬さ試験片として扱うのが妥当であり、標準物質的な扱いは不適当であるという考えを発表致しました。また「等価くぼみ深さによる新たな工業的硬さ試験の提案」ではロックウェルやビッカース硬さ試験および計装化押込み試験(ISO14577)の特長を融合し、マクロからナノ領域までを統一的に評価しようとする新しい試験方法についての結果を発表致しました。

「第9回力学量標準トレーサビリティ・ワークショップ特別講演」
2007年6月1日、小社社長山本卓は標記ワークショップにおいて、「硬さ基準片の信頼性向上の研究と展望-硬さばらつきゼロの追究-」と題する特別講演を行いました。日本における硬さ基準片の創始、硬さ基準片の現状、硬さ試験を巡る新技術と基準片、「等価くぼみ深さ」による新たな硬さ試験などを取り上げ、硬さ試験は社会の安全を支える重要な役割を担っている事、不確かさやトレーサビリティ、サーティフィケートなどの形式以上に、硬さ試験の基礎や本質が重要であること、硬さ基準片はできるだけ均一で安定な材料および処理方法により製造され、工業的に最も信頼性の高い試験機を用い、普遍的な試験条件で値付けを行った、標準的な硬さ試験片として扱うのが妥当であるという考えを示しました。

「第9回力学量標準トレーサビリティ・ワークショップ特別講演」

「第42回硬さ懇話会(2007.1.17)議事録」
2007年4月発行の「材料試験技術」誌に、1月17日、工学院大学に於いて開催された硬さ研究部会 第42回硬さに関する懇話会が掲載されました。硬さを巡る話題として「The Hardness of MetalsとDr.Tabor」、「その後の押込み硬さ試験の研究」、「ナノインデンテーションについて」、「硬さ試験のISOとJIS」、その他についてのディスカッションが収録されております。

「新しい硬さ試験方法」
2007年4月発行の「材料試験技術」誌に小社社長山本卓による、新しい硬さ試験の提案についての研究記事が掲載されました。ロックウェル硬さ試験とビッカース硬さ試験および計装化押込み試験(ISO14577)の特徴を融合し、マクロからナノ領域までを統一的に評価しようとするもので、その基礎研究を、図表を交え解説したものです。

「硬さの相似則と基準片」
2006年12月及び2007年1月発行の「金 属」誌に小社社長山本卓による、硬さの相似則と硬さ基準片についての解説記事が掲載されました。試験荷重、圧子の種類と硬さ値の関係や基準片の硬さ均一性、硬さ安定性、ISO・JISに準拠した普遍的な値付け、硬さ基準片による比較の有効性等を図表を交えて解説したものです。

国際計測連合第18回世界大会(IMEKO)出席報告
2006年9月17日から22日までの5日間、小社社長の山本はブラジルのリオデジャネイロ に於いて開催された、上記国際会議に出席し、「硬さ基準片の現状と将来」と題し硬さ基準片専門メーカーとしての見地から発表を行いました。内容は、ISO・JIS 準拠高精度硬さ基準片の均一性と測耐用点数に関する研究結果で、補足として室温付近の試料温度による硬さ測定値変化の研究結果を加えました。
硬さ基準片は硬さ均一性を第一とし、付与する基準値は直接精度の優秀な試験機群と信頼性の高い圧子群、ISO・JISによる工業的な一般試験条件によっており、基準片はあくまでも二次的な日常管理用の「信頼できる硬さ試験の目安」であると解説しました。資料ご希望の方は資料請求のコーナーからご請求下さい。

第63回日本熱処理技術協会講演大会「タングステン単結晶硬さ基準片によるナノインデンテーション試験の評価」
2006年12月8日、小社社長の山本は、上記講演大会において、「タングステン単結晶硬さ基準片によるナノインデンテーション試験の評価」(物質材料研究機構 宮原健介氏 共著)と題する研究発表を行いました。タングステン単結晶硬さ基準片のpop-in現象を用いて、ナノインデンテーション試験の評価を行った結果について解説したものです。

随想「硬さ基準片50周年」
2006年10月27日発行の「「材料試験技術」誌に、小社会長山本普、社長山本卓 による標記の「随想」が掲載されております。この随想は、日本材料試験技術協会(前硬さ研究会)の創立50周年を祝して、基準片専門メーカーの立場から、日本における硬さ研究と基準片の発展の歴史を振り返り、将来を展望したものです。

「基準片に見る『硬さの相似則』の実例」熱処理06年10月号口絵
2006年10月28日発行の「熱処理」誌(Vol. 46 No.5)に、小社社長山本卓による、標記の口絵が掲載されました。この口絵は、、熱処理の管理に大きな効果を発揮しているブリネル、ビッカース、マイクロビッカース硬さなどに関するキーワード「硬さの相似則」を、実際の硬さくぼみ写真を交えて、技術的に解説したものです。

第41回硬さ懇話会(2006.1.25)議事録
2006年8月3日発行の「材料試験技術」誌に、標記の議事録が掲載されております。社会の安全に期待される「硬さ試験」とは、最近のモバイルテスター(携帯型硬度計)、その他についてのディスカッションが収録されております。

第62回日本熱処理技術協会講演大会「温度による硬さ基準片測定値の変化」
2006年6月12日、小社の山本は、標記講演大会において、「温度による硬さ基準片測定値の変化」と題する研究発表を行いました。基準片の温度を10℃から40℃に変えて、室温中に設置した試験機により硬さ試験を行った際の硬さ測定値の変化は、鋼製基準片60HRCレベルでは+1℃当たり-0.01HRC程度、同じく鋼製基準片30HRCレベルでは-0.03HRC程度であり、これらの値をビッカースに換算すれば、どちらも+1℃当たり-0.25HVとなることを明らかにしました。厳密には試験機アンビルや圧子温度の影響を排除することができないので、現状の規格以上に温度規定を厳しくすることは非現実的であることを示しました。

「異常組織の標準片をつくる(共析炭素鋼の例)」熱処理06年2月号口絵
2006年2月28日発行の「熱処理」誌(Vol. 46 No.1)に、小社社長山本卓と竹内栄一博士による、標記の口絵が掲載されました。この口絵は、共析炭素鋼の異常熱処理組織を例に、金属熱処理における顕微鏡組織検査と硬さ試験の重要性について解説したもので、現在小社で開発中の顕微鏡組織標準片第7類「異常組織編」の中から選択した組織を用いております。

文献紹介「微小硬さ試験によくある問題」(D. B. McGhee著)
2006年4月26日発行の「材料試験技術」誌に、大和久重雄博士(材料試験技術協会名誉会員)と小社社長山本卓 抄訳による標記の「文献紹介」が掲載されております。この文献は、微小硬さ試験の実務における諸問題を、試験機、オペレータ、環境、試料の準備などに分類し、分かりやすく解説したものです。

「D. Tabor博士ご逝去」材料試験技術06年4月号
「The Hardness of Metals」(初版1951年刊,2000年再版)の著者としても名高い英国の物理学者David Tabor 博士が、昨年11月26日92才で逝去されました。生前の博士の、接触、摩擦磨耗や硬さなどの研究業績を、新聞等の訃報をもとに、小社社長山本卓がまとめ、2006年4月26日発行の「材料試験技術」誌に寄稿致しました。博士のご冥福をお祈り申し上げます。

「ものの硬さに関する最近の情勢」材料試験技術06年1月号展望
2006年1月25日発行の「材料試験技術」誌に、小社会長山本普と社長山本卓による、標記の展望が掲載され、トレーサビリティなど硬さ試験を取り巻く諸事情以前に、本来の材料の強度を評価するという利用目的から硬さを捉え直す必要があるとの考えが述べられております。

第61回日本熱処理技術協会講演大会「硬さ基準片の測定点数と耐用度」
2005年12月7日、小社の山本は、標記講演大会において、「硬さ基準片の測定点数と耐用度」と題する研究発表を行いました。その中で、硬さ基準片には経時変化はなく、その硬さは安定であっても、厳密には測定点数の増加と共に得られる硬さ測定値が変化するため、基準片に厳密な硬さ標準値や不確かさを求めることはできないことを明らかにしました。従って、硬さ基準片は従来通り硬さ試験の「間接検証」用として、工業規格に従って試験機の日常管理に用いる必要があることを示しました。

文献紹介「The Hardness of Metals」材料試験技術05年10月号
英国の物理学者David Tabor 博士の硬さ試験に関する理論的研究の名著「The Hardness of Metals」(初版1951年刊,復刻版2000年刊)の翻訳を行い(監修 豊橋技術科学大学 中村雅勇博士、訳 山本卓)、翻訳の経緯と内容の紹介を2005年10月26日発行の「材料試験技術」誌に文献紹介として寄稿致しました。

「信頼性を高める硬さ試験技術」計測と制御05年10月号
2005年10月10日発行の「計測と制御」誌に、標記の解説記事が掲載されました(小社 山本卓、ミツトヨ 小島光司氏 共著)。内容は 硬さ試験の分類と特徴、硬さ試験の規格、硬さ試験機の種類と直接検証、硬さ基準片の種類と間接検証、近年の動向 となっております。

第60回日本熱処理技術協会講演大会「硬さ基準片を用いたナノインデンテーションくぼみの検討」
2005年5月30日、小社の山本は、標記講演大会において、「硬さ基準片を用いたナノインデンテーションくぼみの検討」と題する研究発表を行いました。その中で、新製品UMV200基準片(C1720P製)を用い、ナノインデンテーション試験結果と、残留くぼみの光学及び原子間力顕微鏡による観察結果の照合を行い、今後の基準片の重要性について指摘を行いました。

「機械材料の構造組織と硬さの関係」材料試験技術05年4月号巻頭言
2005年4月28日発行の「材料試験技術」誌に、小社会長山本普と社長山本卓による、標記の巻頭言が掲載され、硬さ試験もその利用目的からの捉え方が重要であるとの考えが述べられております。

第40回硬さ懇話会(2005.1.26)議事録
2005年4月28日発行の「材料試験技術」誌に、標記の議事録が掲載されております。議題は、我が国における微小硬さ試験の発展、硬さくぼみの評価の重要性について、その他で、マクロ硬さや微小硬さ試験の発展からナノインデンテーションを展望したディスカッションが収録されております。

文献紹介「ロックウェル硬さ試験に関する共通の問題点」(D. B. McGhee著)
2005年1月26日発行の「材料試験技術」誌に、大和久重雄博士(材料試験技術協会名誉会員)と小社社長山本卓 抄訳による標記の「文献紹介」が掲載されております。この文献は、ロックウェル硬さ試験における圧子や試験機の実務的、現場的な管理方法とその要点について、分かりやすく解説したものです。

規格紹介 「ISO14577 Part 1の紹介」(共著)
2004年10月28日発行の「材料試験技術」誌に、服部浩一郎氏(AIST)、宮原健介氏(NIMS)、及び小社社長山本卓による、標記の「規格紹介」が掲載されております。内容は、近年ナノインデンテーション等で注目を集めている、ISO 14577 Part1 (計装化押込み硬さ試験及び材料パラメータ 第1部:試験方法)の詳細な紹介となっております。

第59回日本熱処理技術協会講演大会「硬さ基準片と圧子形状の計算」
2004年12月7日、小社の山本は、標記講演大会において、「硬さ基準片と圧子形状の計算」と題する研究発表を行いました。
その中で、押し込み硬さ試験に用いられる圧子について、圧子間の相互比較を容易にするため、圧子形状を球、円錐、三角錐、四角錐に分類し、主要な角度、面積、深さ、体積等を求める一般式を導入し、くぼみ形状の観察の重要性について発表しました。

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